短歌と日記

一日一短歌

雨の匂い

むかし好きだった人の誕生日はずっと覚えていて、その誕生日は命日みたいに思える。もちろん必ずどこかで元気に生きているはずだけど、現世ではもう二度と会うことはないから。長い人生のいっとき、同じ空気を吸っていた人がいなくなる。梅雨に生まれた夏が好きな人でした。誕生日くらいはしっかり思い出したい。

 

きみと見た雨の匂いは肺のなか呼吸するたび忘れてしまう