短歌と日記

一日一短歌

色々な電話

電話には色があった。家の電話は黒くて、公衆電話は肌色や赤色だった。後にテレフォンカードを使える緑色の電話が主流になって、進化系としてグレーの公衆電話も登場した。電話ボックスの中は周囲と隔絶された雰囲気があった。自分だけの世界。何を話そうかシミュレーションした。親が出たらすぐ切ろうと決め打ちした。色々あった電話の思い出も色あせてきた。でも忘れないようにする。電話番号の暗記が得意だった。

 

ひかりに群れる虫のなか復唱しているだけの電話番号